農家さんが丹精込めて育てた果実は、JA東とくしま上勝支所の
 搾汁工場に託されます。輸送中にできたキズや傷みのあるも
 の、収穫して時間が経ちすぎたものはふるいにかけ、品質の
 向上に努めています。

 搾汁に使われる果実は、ホントに微妙な色の違いで青果市場
 に出せないものなのですが、味も香りもほとんど市場に出され
 ているものと変わりません。

 厳しい選別を受けた果実は、搾汁の前にきれいに水洗いと
 殺菌が行われます。ここで利用されている水は、もちろん上勝
 の美しい山々が生み出した清水です。

 全体がきれいに洗われた後は醸造酢につけて殺菌します。
 このお酢は普段皆さんが使われているのと同じ米酢です。
 酢を搾るのに酢につけて殺菌するって、何か不思議な感じが
 しますね。

 殺菌した果実は再びきれいに水洗いしてから、ブラシで水をよく
 きります。その後は写真にあるような巨大な扇風機で全体をよく
 乾かします。

 『扇風機は全部で6台あって、少しでも水が残っていると味が
 変わったり、うすくなったりするので特に気をつかっています』と
 JAの岩本工場長。ここでも高品質へのこだわりが見られます。
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