森に囲まれた段々畑の中に暖かな光をいっぱい
 に浴びて光るゆこうの木があります。

 この農家さんの畑では、2m間隔くらいで植えら
 れており、木の太さは直径20〜30cm、高さは2m
 を超えるものも少なくありません。
 たわわに実ったゆこうの枝をくぐり抜けると、目の
 前にはきれいな谷川があります。

 静かに流れる川のせせらぎと、遠くで鳴いている
 鳥のさえずりは、まるでおとぎ話に出てくる果樹
 園に迷い込んでしまったかのようです。


 上勝は四国でも有数の山間地です。
 標高差は低いところが約100m、高いところでは
 約1400mという非常起伏に富んだ地形であり、
 その中でも300m以上の標高がある畑での栽培
 が中心となっています。

 上勝ではこの標高差により発生する気温較差を
 生かして高品質な果実を生産していますが、この
 自然からの恵みをいつまでも享受できるよう、
 環境問題への取り組み、環境保全地域の指定な
 ど積極的な環境政策にも取り組まれています。
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